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高橋 なほ子さん / 繭造形作家
風に揺らめくように柔らかく真白な花たち。
この花びらは繭玉から作られている。
絹糸をまとった花はふわふわとして少し輝いて見える。
高橋さんが繭の作品を作り始めたのは数年前のこと。
知り合いの方が蚕の飼育をした時にできた繭玉を引き取って
作品に使えないかと思ったのが始まりだったそう。
繭玉の楕円形を生かし、切り方を変えることで、
花や鳥、蝶など様々なものを表現していく。
独特の曲線と表面の凹凸が幾重にも重なることで、
新しい表情を見せる。
蚕は5000年以上も昔から飼育され、
蚕から作り出される絹は人々の暮らしを支えてきた。
日本では安価な輸入品の絹糸に押され、
産業としては衰退の一途を辿ってしまっているが、
それでもなお、その魅力は計り知れない。
高橋さんの作品は改めてその美しさを実感させてくれる。
● 高橋なほ子さん (Crystal Garden)
https://www.facebook.com/crystalgarden.ac/

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